注文住宅で一戸建てを建築してもらうときは、常に延床面積を把握するように心がけましょう。注文住宅のメリットの一つに、延床面積に加算しなくても良いスペースを設計できることが挙げられます。中二階構造や地階など、天井の高さが140センチメートルより低ければ延床面積に加算なくても良いので、収納スペースとして役立てられる空間を生み出せます。敷地面積に対して、建築可能な延床面積の上限が建ぺい率から算出できます。
できるだけ建ぺい率の限度枠いっぱいに設計してもらうと、建物として有効活用される間取りが完成します。そのうえで延床面積に加算されないスペースを把握しましょう。注文住宅の延床面積は、間取りの把握とはポイントが異なります。2LDKや4LDKという間取りは全く同じでも、廊下の幅の違いや洗面所のスペースなどで延床面積は大きく変わります。
間取りが同じ物件を比較したときに、延床面積が広いほうが、暮らしやすい傾向にあります。加算されていない収納スペースが施工されていれば、食料品や飲料水の非常用の保管にも役立ちます。延床面積が広いと、物の収納性が高くなるのでスッキリとして住まいに仕上がり、停電の時に歩いてもぶつかりにくく足元が安全です。家族が安全に住まいの中を歩けるように配慮しておくことも、一戸建てを建築するときは考慮しましょう。
注文住宅では、安全に住まいの中を歩けるように、必要以上に廊下やトイレの幅を狭めない工夫ができます。